神奈川県横浜市
- 重厚な素材感と光の陰影が、日常を豊かにする邸 -

都会の喧騒から離れ、安息を得るための邸宅。この建築は一見閉鎖的でありながら、上質なテクスチャーの積み重ねによって、住まいの豊かな表情を作り出しています。

外壁には、土の温かみを感じさせるレンガが贅沢に使われており、その素材感の陰影が太陽の角度によって刻々と変化する表情を見せます。
下階のコンクリート壁やガレージ扉の板貼りといった異素材のコントラストが、洗練された空間を演出ます。

デザインの核となるのは、二階の深く掘り込まれたバルコニーです。
強い日差しを遮り、外部からの視線も受け止めながら、居住者に光と風、そして完全なプライバシーを提供しています。

さらに、隣地側に配置された緑の壁(垂直庭園)は、硬質な建築に柔らかさを加え、都市生活に欠かせない自然とのつながりをもたらしています。
細部にまで配慮された素材と光を操るデザインが融合した、大人のための上質な住まいです。

計画概要
区域区分:市街化区域

用途種別:第1種低層住居専用地域

建ぺい率:40%

容積率:80%

外壁の後退距離:-

敷地面積の最低限度:120平方メートル

高さの最高限度:10メートル

高度地区:種別:第1種高度地区

最高限度:-

最低限度:-

防火・準防火地域:22条指定区域